国税庁は５月31日、令和5年分所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等を公表しました。

インボイス制度が導入されてから初めての確定申告となるため、個人事業者の消費税申告件数は前年比91万7000件増の197万2000件と大幅に増加、申告納税額も9.1％増の6850億円と増加しました。

令和5年中にインボイス発行事業者になった197万6000人のうち174万4000人が期限内申告行っています。

また、免税事業者からインボイス発行事業者になった者は104万８000人で、このうち期限内申告者数は87万5000人、うち2割特例を適用して申告した者は83.9％の73万4000人でした。

所得税及び復興特別所得税の確定申告書を提出した人数は前年比1.3％増の2324万3000人、所得金額は前年比7.0％増の49兆５574億円、申告納税額は前年比10，0％増の4兆499億円といずれも増加しました。

贈与税につきましては申告人数は前年比2.6％増の 51 万人、申告納税額は 10.9％増の3,548 億円でした。