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黄昏
近頃は日照時間が長くなり、いよいよ本格的に夏が近づいているという事で夏バテを起こさないように今のうちから準備をしていきたい所存。自分は汗っかきなのでこの時期は水筒が手放せません。
さて、夏と言えば皆様は何を連想しますか?カブトムシやクワガタ、蝉等の昆虫を思い浮かべる人もいれば、風鈴並ぶ屋台にかき氷や綿あめ、りんご飴等のお祭りの夜が浮かんでくる人もいると思います。あるいはアウトドア気質な人はキャンプファイヤーなんかも出てくるかもしれませんね。
私は、しかし上記のどれよりも先に夕方の景色が思い浮かんできます。日の入りまでが長くなるからなのか、それとも季節感や周囲で懸命に鳴いている虫のさざめきのせいなのか、夏の夕方はいっとう特別感があります。
黄昏時、あるいは逢魔が時とも呼ばれるこの時間帯は怪異譚に事欠かず、子供の頃などはそれらの作品に影響されて意味もなく夕方に出歩いては、茜色の空と夕陽によって落ちる影に心を躍らせていました。
今は雨の多い時期なので中々綺麗な夕陽を拝む事ができませんが、蝉の鳴き声が心地よい騒がしさを醸し出す頃合いにでも祖母の家の縁側でゆったりと日没までの時間を満喫したいものです。
nagahashi